村田氏は、「クリスタルエンジンの想定タイトルは『ファイナルファンタジー』です」と、「Crystal Tools」の存在意義をあらためて協調した。「ファイナルファンタジー」シリーズは、同社のフラッグシップタイトルであり、先端の技術と人材が投入される最大のプロジェクトである。村田氏率いる研究開発部は、本プロジェクトを担当するにあたり「『ファイナルファンタジー』の開発に必要なものは何なのか?」という命題を設定し、検討を重ねた。
研究開発部が出した結論は、「『ファイナルファンタジー』シリーズは、キャラクタに非常に
比重が置かれたゲーム」。村田氏は「とにかく“魅せることありき”であり、どのような
キャラクタが、どのような世界観の中で、どのような活躍をするのかみたいなところから
ゲーム作りが始まるところがあり、ひょっとすると皆さんから見ると特異に写るかも知れない」
と自社タイトルの特徴を冷静に分析した。
ポイントとしては、キャラクタのアニメ的な“溜めの格好良さ”や“ポーズの格好良さ”、
格好良く魅せるためのデフォルメ的表現、ビジュアルエフェクトの美しさ、ライティングや
ブラーと言ったポストエフェクト処理など。何より格好良さが重視され、厳密さや正しさ
より優先される。村田氏は「『ファイナルファンタジー』は画面で見て格好いい、なんか
気持ちいいというビジュアルデザインを目指している」と説明した。極めてファジーな
表現だが、「FF」ファンならなんとなく共感できる発言だ。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080225/gdc_cry.htm
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